原材料:ビターカカオペースト【カカオ分66%以上】、未精製きび糖、カカオバター、ナチュラル・バニラ・エクストラクト、塩
*カカオはエクアドル産ナシオナル・フィノ・デ・アロマ種
*カカオ、きび砂糖はオーガニック、フェアトレード、プレシディオ指定
内容量:7g / 7個(個包装 / 専用缶)
賞味期限:2026/1/31
保存方法:直射日光・高温多湿を避けて18℃以下の冷暗所で保存。開封後の保存も同様に、お早めにお召し上がりください。
*本品製造工場では、ナッツ類、乳製品、大豆を含む製品を製造しています。
*グルテン・フリー&ヴィーガン対応食品
Gli Affinati(リ・アッフィナーティ)
「香りで熟成した世界初のエイジングチョコレート」
Gli Affinatiは“エイジング(熟成)”という意味。
素材を練り込むことによってチョコレートに香りや味をつけるのではなく、カカオの油脂分が香りを吸着する性質を利用して、プレーンのチョコレートに素材の香りを移しながら「熟成させる」という世界初の試みを施したチョコレートです。
製法は非常にシンプルで、各素材の香りを閉じ込めたスチール製ボックスにプレーンのチョコレートを入れて熟成します。香りがしっかりとチョコレートに移ったらパッキング・・・と完全にナチュラルな製法で、余分な添加物の心配も皆無です。
「ラム樽熟成」だけは例外で、蒸留酒作りのカリスマ“ヴィットリオ・カポヴィッラ氏”と、カリブ海に浮かぶマリーガランド島の著名なラム生産者ビエール蒸溜所とのコラボレーションで限定生産されるラム酒《リベラシオン》の樽を譲り受け、その樽の中でチョコレートを熟成させたものになります。
ただ香りを移すのではなく、花などの繊細な香りには、カカオバターを加えることでチョコレートが持つ"カカオ感"を幾分か抑えて花の香りを引き立てるようにし、逆にタバコのような風味の強いものにはカカオマスと砂糖のみのチョコを漬け込む・・・というように、サバディらしい洗練された味わいへの探求が見られます。
口に含むと「本当に香りを“移した”だけ?」と疑いたくなるほど、豊かな香りに包まれます。
鼻に抜けていく香りを楽しみながら、上質なチョコレートをゆっくり味わうと、後味は抜群のキレがあってすっきり。
「チョコレートを食べる」というよりも、芳香浴をしているような気分を味わえる極上の大人向けチョコレートです。
忙しさで心が落ち着かないときのリフレッシュや、自分時間の愉しみのひとつとしていかがでしょうか。
ミニマムでスタイリッシュなパッケージは贈り物にも最適です。
日本でも、漢方でお馴染みのハーブやスパイス。西洋でも同様に草木の力を健康に役立ててきました。
有効成分だけを抽出して作った現代の薬ではなく、自然から得た薬の効果効能は「香り」が担う役割も大きいのです。
そんな部分に着目したこちらのシリーズ。仕事や勉強の合間のリラックス、リフレッシュなどにおすすめです。
Anice Stellato「アニス・ステッラート(八角)」
中国原産のトウシキミの果実を乾燥させたスパイスで、生薬では「大茴香(だいういきょう)」と呼ばれ、中国大陸、インド、ヨーロッパで古くから活用されてきました。
「身体を温める」「胃腸の調子を整える」「気を巡らせる」効果があると言われています。中国料理では欠かせないスパイスとして、西洋ではお菓子に使われることが多いようです。
甘くてほろ苦く、清涼感ある香りは、ビターチョコレートとも相性がよく、とても大人っぽい組み合わせです。
Finocchietto「フィノッキエット(野生のフェンネルの花と葉)」
日本ではウイキョウ(茴香)と呼ばれるセリ科のハーブ。
葉、花、実、種と全草が使えるのが特徴で、古代ギリシャでは「フェンネルを見て摘まないものは馬鹿だ」ということわざがあるほど。アジアからヨーロッパまで広く活用されてきたスパイス&ハーブ界には欠かせない存在です。
お料理だけではなく、パンやお菓子にも幅広く活用されてきました。
サバディが使うのはシチリアの大自然に育まれた野生のフェンネル!力強い香りが特徴です。甘くスパイシーかつとても華やかな香り。リフレッシュに最適です。
Fiori di Camomilla「フィオーリ・デイ・カモミッラ(カモミールの花)」
古代エジプトでは太陽神の捧げ物に、イギリスでは最古の薬用植物として大変古くから利用されてきました。りんごを想わせる香りと、心身の沈静に良いハーブ。
柔らかで包まれるような優しい香りは、特に女性や子どもに有効だと言われています。
fiori di Gelsomino「フィオーリ・ディ・ジェルソミーノ(ジャスミンの花)」
ヒマラヤ原産とされ、白色の小さなかわいらしい花をつけます。
その芳香性の高さから「香りの王様」と呼ばれ、ムスクに似たエキゾチックで濃厚な香りは古くから人々を魅了してきました。
ネガティヴな気持ちを取り払ってくれる、華やかなエネルギーに満ちた香りです。
Fiori di Fiordaliso 「フィオーリ・ディ・フィオルダリーソ(矢車菊の花)」
麦などの穀物の畑の畔道に生えることから英名ではコーンフラワーと呼ばれる矢車菊。青紫色の花の美しい色合いは、宝石サファイアの最高の色味を「コーンフラワーブルー」と形容するほどです。
古代エジプトでは魔除けとしてツタンカーメンの棺の上に矢車菊を使った花冠が添えられていたり、ギリシャ神話でも半人半獣の「ケンタウルス(セントール)」が矢車菊を薬草として使ったという話があったり、マリーアントワネットが特に好み、彼女がデザインした洋食器に使われてたり・・・と、その多様な薬効と生命力の強さ、鮮やかな青紫色の高貴さに古くから人は魅了されてきました。
香りはとても繊細で、キク科特有の穏やかで深い香り。
中国やヨーロッパでは矢車菊の花びらをお茶にブレンドして、薬効と鮮やかな色合い、繊細な香りが生み出す奥行きを愉しみます。日本人にはどこか懐かしいオリエンタルで高貴な香りをお愉しみください。
Genziana「ジェンツィアーナ(リンドウの根っこ)」
ジェンツィアーナは非常に古くから、ヨーロッパで、その苦味が健胃に効く生薬として使われてきました。リンドウ科の植物で、主に根っこの部分を発酵、乾燥させたものです。
古代ギリシア・ローマ時代、紀元前2世紀ごろのイリュリア国(現バルカン半島の西部)の王ゲンティウス(Gentius)が薬効を発見したと伝えられていて、名前の由来となっています。これを使ったリキュール「スーズ(SUZE)」はピカソが好んで飲んだことでも有名です。
胸がすっとして落ち着く、独特のアーシーさと清涼感をもつユニセックスな香り。
Lavanda「ラヴァンダ(ラベンダー)」
「ハーブの女王」として不動の人気を誇るラベンダー。
ラテン語で「洗う」という意味の「lavare」を語源にもち、古代ギリシャ・ローマの時代には「心身を浄化するハーブ」として沐浴に使われているなど、非常に古くから活用されてきたハーブです。
ストレスから解放し、心身のバランスを整えてリラックスした状態へと導きます。
欧米では、クッキーやケーキにもよく使われていて、甘いものとの相性抜群です。
Rosmarino「ローズマリーノ(ローズマリー)」
地中海沿岸の原産で、南ヨーロッパから広がり、今では世界中で愛されているハーブ。記憶力、集中力を高める香り。そしてハンガリアン・ウォーターで有名になった「若返りの効能」が知られています。
清涼な香りの後に、甘くてウッディな香りがあります。お仕事の休憩時間におすすめです。
Arancio Amaro「アランチョ アマーロ(橙/ビターオレンジの果皮)」
日本では橙(ダイダイ)と呼ばれる縁起の良い柑橘、ビターオレンジ。酸味が強いので、その酸味と果皮の豊かな香りが古くから利用されてきました。
果皮の香り成分のほとんどがリモネンで、神経疲労を落ち着かせ、気持ちを前向きにしてくれる香りです。ほんのりスパイシーな香りは性別問わず人気があります。
Pepe Malabar「ペーペ マラバール(インド、マラバール地方の胡椒)」」
現代では世界各地で栽培されている胡椒ですが、400年前まではインドの南西部ケーララ州のマラバール地方にしかない貴重なスパイスでした。
このため、紀元前から古代ローマとマラバールでは胡椒貿易が活発に行われてきました。
そんな胡椒発祥の地マラバールの黒胡椒は、力強く芳醇な香りが特徴。意外に思われるかもしれませんが、ビターチョコレートと黒胡椒は相性がとても良い組み合わせです。
Tè Lapsang Souchong「テ・ラプサン・スーチョン(ラプサン・スーチョン茶)」
正山小種(ラプサン・スーチョン茶)は中国福建省の武夷岩茶を完全発酵して紅茶にしたものを松葉で燻すことで乾燥させたもので、世界で初めて作られた紅茶と言われています。
標高800m-1500mの高山の厳しい環境下で育った風味の強い茶葉を使い、2回の発酵と乾燥、揉捻を繰り返す手間のかかる製造工程を経て造り出されるとても貴重な紅茶です。
17世紀初頭にはオランダ人が高級な薬として専売していましたが、その後イギリス人が商業的に輸入を開始して英国宮廷を中心に飲まれていました。
個性的な松葉の薫香が話題になりがちですが、本物のラプサン・スーチョン茶は乾燥竜眼(中国のフルーツでライチの仲間)の桃のようなフルーティで芳醇で高貴な香りがあります。
チョコレートと紅茶の相性はよく、またチョコレートは燻香とも相性がよいので、ラプサン・スーチョンは絶妙な取り合わせと言えます。
Timo Lemon「ティーモ レモン(レモンタイム)」
ギリシャで栽培され、中世の時代からメディカルハーブとして重宝されてきたレモンタイム。起源が不明だったことから、長い間「タイムの交雑種」という扱いを受けてきましたが、遺伝子解析によって「レモンタイム」は独自のDNAをもつ固有種だということが判明しました。
タイムの清涼感にレモンを想わせる芳香が合わさり、なんとも爽やかなハーブです。この香りが古代ギリシャでは、勇気をおこし、活気を与えると考えられて、兵士に贈ったと言われています。
Liquirizia 「リクイリーツィア(リコリスの花と葉)」
リコリス(甘草)は主に痛みを緩和する即効性のある薬として漢方でも使われ、欧米では抗酸化作用と喉によく、甘みがあることからのど飴やお菓子の素材として幅広く使われています。
通常は根っこから抽出したエキスを使いますが、このチョコレートでは花と葉を使っているのでとても穏やかな香りです。深い森を想わせるウッディで甘い香りはリラックスしたいときにおすすめです。
Tabacco Barbados「タバッコ・バルバドス(バルバドス産のラム酒で香りづけした葉巻)」
タバコと言っても葉巻やパイプタバコのことで、そういったタバコとチョコレートは相性抜群です。
口のなかに残る苦味やヤニ臭さ、煙たさといったネガティブな部分がなく、タバコの香気がカカオの風味をグッと引き立てます。普段、タバコを吸わない方にも、おすすめしたい組み合わせです。
カリブ海で最も東に位置する島、共和国バルバドス。サトウキビ産業が盛んで、それを原料としたラム酒も製造しています。
イギリス植民地時代以降も良好な関係性を築いたため、「リトル・イングランド」と呼ばれるほどイギリス文化の影響が強い島。この島のラム酒で着香したタバコ(葉巻)で香りづけしています。
ラム酒、葉巻、チョコレートと、どれをとっても相性抜群な組み合わせです。
<サバディ>
金融界で働いていたヴェネト出身のシモーネ・サバイーニは経済的な成功は収めていた反面、自身の人生が物凄く空虚な事に気付き、2008年に仕事を辞めてヴェローナにあるフェアトレードの会社で働き始めます。仕事で南米やフィリピンなどのカカオや砂糖の産地を訪れるうちに、自然と自然に寄り添った農業のありかた、そのような農業に携わる人々、そしてチョコレートそのものに魅了されるようになり、自らチョコレート生産を手掛ける決意をします。そしてシチリアはモディカへと移住し、まずはとあるチョコレートメーカーで働き、2011年に自身の会社サバディを立ち上げました。
モディカはスペインから伝わった古来の製法で作られる、(チョコに)溶けずに残った砂糖のショリショリ感が特徴のチョコレートを作るお菓子屋さんが多くあることで有名な町。シモーネもモディカチョコレートを作ろうと考えたのですが、一点だけ伝統的製法にはない考えを持ち込みます。
コンチングやテンパリングなどのチョコレートの粒子を滑らかにして口溶けを良くしたり、艶やかな見かけを実現するための作業工程は、現代のチョコレート製造では必須の工程となっていますが、カカオに含まれるカカオバターの結晶を安定化させるという効果もあります。一般的なモディカのチョコレートは、コンチング&テンパリングが開発される以前の製法で作られるため、時間の経過とともに白い粉(ブルーム)が表面に浮き出る事があります。これは、不安定な結晶だったカカオバターの一部が溶け出した事を意味し、それ自体がモディカのチョコの特徴だと認識されていたのですが、カカオバターがカカオ独特の香味成分をチョコの中に封じ込める役割も果たしていることもあり、シモーネはモディカチョコのブルームを欠点と断じています。生産されてから短期間のうちに消費される地場消費がメインであった時代はそれでも良かったのかもしれませんが、今やモディカ・チョコレートは世界中に輸出されている…。シモーネは、彼のチョコの製造工程にテンパリングを導入、それにより極端な温度環境の場所に置かない限りブルームが生じない、つまり長い賞味期限が約束されたチョコレートが完成します。
そして素材へのこだわりも尋常ではありません。カカオは、エクアドル産の原生種に極めて近いと言われているナシオナル種(アッリーバ)の最高品質ASSSグレードのもので、自然環境との共生を図った有機農業実践し、フェアトレードで輸入されたもの。砂糖は、フィリピンないしパラグアイ産の有機栽培のサトウキビ由来のもの3種とココナツシュガー1種類を使用。風味付けに使用されるスパイス類も全てフェアトレードで輸入された有機栽培のもので、柑橘の皮も当然のことながら全て無農薬の柑橘が使用され、収穫当日に皮をむき、極低温で乾燥させたものという徹底ぶり。多くの原材料がスローフードのプレシディオ指定も受けている稀少なものです。
●サバディで使われる素材について
当然ですが、チョコレートの主原料であるカカオの品質は最も重要な要素です。
サバディ で使われているカカオは「ナシオナル・フィノ・デ・アロマ グレードASSS」でカカオ全体の2%程度しかないエクアドル原産の固有品種。アマゾンを起源とするカカオの原種に近く、エクアドルでしか栽培できない品種です。
エクアドル産のフィノ・デ・アロマは花やフルーツを想わせる香りと質の高さで定評がありますが、そのなかでもさらに5段階のランクづけがあり、 ASSSというのはArriba Superior Summer Selectedの頭文字をとったもので、上から2番目。香り高さ、フルボディの力強い風味があります。そして、オーガニックで栽培され、フェアトレードで取引されたものです。
米や小麦でも問題になっているように、人の都合で(主に成長を早め、生産量を多くすることが目的)品種改良や交配を繰り返した品種には原種にはない性質が生まれ、それを食べる生物の体に負担をかける恐れがあります。
エクアドル産のフィノ・デ・アロマ種は、原種に近いカカオならではの美味しさに定評があるだけではなく、身体にも負荷が少ないのです。
サバディのチョコレートを食べているといつも感じるのは、美味しさと食べた後の軽やかさ。カカオの風味はしっかりとあるのに、決して「重く」ならないチョコレートはなかなかありません。
また、次に重要な素材である「砂糖」はフィリピンまたはパラグアイで無農薬有機栽培(オーガニック)のサトウキビで作られたきび砂糖でフェアトレードのものです。
風味づけに使われるスパイス、フルーツなどの素材も、そのほとんどが無農薬有機栽培(オーガニック)、輸入品に関してはフェアトレード。一部はプレシディオ指定のもの。柑橘に関しては、収穫当日に手作業で皮を剥き、超低温で乾燥させているというから驚きます。
*『味の箱舟』=食の大量生産・大量流通によって、絶滅に瀕する貴重な伝統食品・伝統食材を未来に残そうというスローフード協会が行うプロジェクトのこと。
*プレシディオ指定=「味の箱舟」に選ばれた食品・食材のなかでも、特にその保護に緊急を要する小規模生産者を支援することに決められたもの。
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